かぎ針編みで仕立てる、弧(アーク)の曲線
体に沿う、やわらかな弧(アーク)。
このボディーバッグの名前は、その曲線的なフォルムに由来しています。
朝の散歩や、ミニマルに出かけたい日。
両手が自由になるだけで、足取りが軽くなる気がします。
お財布とスマートフォンだけを入れて。
ウォーキング中、通りがかったお店に立ち寄ることもできます。
実は、初めからこの形を目指していたわけではありません。
違うバッグを編もうとしたら、予想に反する展開に。
偶然の流れの中で、いつか編んでみたいと思っていた形が現れました。
はじめ、曲線にファスナーを付けることが頭をよぎりましたが、もっときれいに仕上がりそうな構造がないかと、別の方法を模索しました。
こちらの作品は、表からは見えないフラップを編んで、そこにマグネットホックを付けています。
フラップが〝返し〟のようになって、物が落ちにくいつくりです。
この作品は、ネイビーのサンプルが第1号。
使用糸は、「Lang Yarns QUATTRO」です。
Lang Yarns は、水車小屋から始まったという150年の歴史を持つ、スイスの老舗メーカー。
こちらは、光沢のあるコットン100%の糸です。
エレガントな、深いネイビーに惹かれて購入しました。
しっかりめの撚りと、むっちりとした丸み。
編みやすい糸でした。
美しいカラーバリエーションも魅力です。
バッグを編むのにも、使うのにも、安心感ある太さと質感。
するするとした手触りなので、毛羽立ちも気になりません。
ティーブレイクをしながら編み物を楽しむことができそうです。
ネイビーが完成してみると、ナチュラルカラーでも編んでみたくなり、少し細めのラフィア風ヤーンを探しました。
選んだのは、ふれてみて、ゲージが近そうだった SASAWASHI FLAT。
SASAWASHI は、仕上がりの上質さが好きで、以前からよく使っている糸です。
ゲージは完全に同じではありませんが、素材感の違いが、また違った表情を見せてくれました。
雰囲気は大きく変わりながらも、サイズ感は近い仕上がりに。
糸によって印象が変わる面白さは、このパターンにも当てはまっていました。
こちらの作品、編み方のポイントとなる箇所については、写真付きのプロセス解説をご用意しています。
バッグ本体とショルダーひもには、それぞれ異なる模様編みを使用。
模様編みが変わると、2つのフェーズで編んでいるような感覚になります。
本体を編むフェーズでは、編み進めるにつれて形が変化していく楽しさがあります。
シンプルな仕立てを経ると、完成がぐっと近づきます。
ショルダーひものフェーズに入る頃には、バッグとしての形が見えているので、使うシーンを想像しながら編み進める時間になるかもしれません。
クロスボディーに合わせてみたり、長さを調整したり。
完成前から、少しずつ自分のバッグになっていくような感覚です。
ショルダーの長さはアレンジ可能。
ある程度編んでから体に合わせて調整できます。
木漏れ日の道で、雨傘の中で、体に沿う自分だけのバッグが、ちょっと誇らしく感じられるかもしれません。
完成したばかりのバッグと過ごす時間をお楽しみください。
■使用糸のご購入はこちら / 外部サイト
※色番号や必要玉数の詳細は、ページ下部の「使用糸」欄をご確認ください。
〇クアトロ LANG(ラング社)
〇ダルマ SASAWASHI FLAT


